試験によく出たが実際にはあまり聞かない副作用3選

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愛をこめて
薬剤師のあなたへ

※あくまで個人的な見解です。そうなんだ程度でお聞きください

試験であんなに覚えたのに、実際はほとんどこの副作用聞かなくない?

なんてことありません?

今回はその代表例を紹介していきたいと思います。

目次

あまり聞かない副作用3選

ACE阻害の空咳

試験には定番中の定番の問題ですね。

しかし、私は10年病院勤めていますが、聞いたことありません。

血管浮腫の方が一般的な感じがします。

実際に添付文章をみると副作用のトップは頻度不明で血管浮腫です。

心不全や高血圧の薬はここ最近、より選択制の高いものがでたので、ACE阻害を使う人が減ったことも関係しているのかもしれませんね。

シクロフォスファミドの出血性膀胱炎

私が勤めている病院では抗がん剤治療もしているので上記薬剤は1ヶ月に数回使います。

10年いて1回しかでたことはありません。その1回も他院からの転院で起こったかもの情報で信憑性にかけます。

この背景としては起こさせないことに重点をおいているからかもしれませんね。

1週間に2−3回の血液検査に加え、補水の徹底指導を行っているのが前提としてある気がします。

なのでこの薬は薬剤師の指導によって副作用を防げるものの一つとも言えます。

再生不良性貧血

免疫抑制剤とあらゆる薬によくある副作用のひとつ。

これはまあ診断が難しいことも要因のひとつです。

あとは血球系の著しい低下があった場合は、すぐに輸血やG-CFS製剤が投与されるので診断されるより処置の方がさきということもあるかもしれません。

まとめ

あまり聞かないと題名にありますが、実際は起こさせない、初期症状の段階ですぐに治療するから聞かないが妥当かもしれませんね。

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