市立病院は、地域の公立病院として、住民の健康維持に大きな役割を持っています。市民病院にも薬剤師は勤務していますが、公務員なのでしょうか？また、給料も気になるところですよね。
市立病院の薬剤師は公務員
高年収は狙えない
福利厚生は手厚い
退職金高い
休日は多い
年収だけで就職先を選ばない方がいいかも！
市立病院の薬剤師について給料も含めて教えて！
市立病院は国立病院よりも身近にあるものの、意外と勤務先として考えたことが無い方も多いかもしれません。そんな、ノーマークな市民病院について薬剤師目線で紹介していきます。
ぺんぽよ一応公立病院だし、公務員扱いなのかな？
ぺん太郎国立病院より身近な感じがして親近感持てる…
市立病院ってどんなところ？
市立病院は、市町村などの自治体が運営する病院です。公的な医療機関になるため、厚生労働大臣が定める者が病院の開設をする必要があります。過疎地域の医療インフラとして機能するなど、地域になくてはならない病院です。
運営母体は市区町村など！
運営は市区町村になります。つまり、私たちの税金を元に運営している医療機関ということですね。そうなると、急に身近に感じるかもしれません。財源は大切に使って欲しいです。
ぺんぽよなるほど…地域で建てた、地域の病院ってことだね
ぺん太郎そういわれると、なんだか応援したくなってくる！
すなわち、公務員扱い！保険は共済です！
公的医療機関のため職員の立場は公務員扱いになります。公務員基準の手厚い福利厚生を受けることができ、保険は、市町村共済組合に加入することになるんですよ。
薬剤師の年収は低めです…
営利を重視した医療機関ではないため、薬剤師含め、職員の高年収は期待できません。民間の病院とは金銭に関する価値観が異なるかもしれませんね。
ぺんぽよ公務員なのにものすごく高収入だったらちょっともやっとするかも
ぺん太郎医師ですら年収低いのだろうか？
ぺんぽよあんまり年収低いと求人に応募こなそうだよね
年収450万円もらえたらラッキーかも⁉
そんな市立病院では高年収は難しく、初任給は20万円程度。もし、早い段階で年収450万円を超えるようでしたら、ラッキー！と思っていいですね。
なんで給料が低い？
公的医療機関のため、病院や個人の収益を重視していません。地域のために存在し続けることが重視されるため、給与は、一般的に生活できる範囲での金額が提示されます。
市立病院は赤字経営のところが多い！
母体が市町村なので、赤字だろうと運営に問題はありません。利益度外視での治療計画や、一般的に利益の出にくい過疎地域への対応も求められるため、黒字にすることは難しいと思われます。
ぺんぽよ全部の病院が利益重視だったら、儲けにならない病気の人は…
ぺん太郎診察してもらえない…なんてことになるかもね
だから、給料を上げたくても上げられないの！
そのような理由から、市立病院では薬剤師を含めた職員の給与を大幅に上げることは難しいです。ただし、公務員として勤務できるため安定性や、福利厚生の充実差は民間の比ではありません。
ぺんぽよ安定重視か、年収重視かってところだね
ぺん太郎じっくり地元で働くなら市立病院もありかも…
市立病院で働くのはおススメする？しない？
安定しているけれど、高収入は望めない市立病院の薬剤師。年収や安定性と言っても、働く上で具体的にどのような点がメリットデメリットなのでしょうか。紹介していきます。
おススメポイント３つ
ぺんぽよまぁ、給料は期待してないけど…
ぺん太郎毎月の給料は期待できないかもしれないけど、退職金は…？
年間休日が多い！
公務員扱いのため、当直はありますが土日祝日が休み、夏季休暇、年末年始休暇など、休日は多い印象です。年間休日は125日程度になり、一般的な民間企業より多いですよね。
ぺんぽよドラッグストアだと、土日営業しているところもあるからね
ぺん太郎125日…1年の3分の1以上が休みじゃないか！
共済の人だけが入れる格安保険がある！
共済は公務員などの組合員がお互いに助け合う制度です。不特定多数の加入者から掛け金を集める通常の保険と異なり、組合員になるため制限がありますね。一般的に保険と比較して掛け金が割安に設定されていますよ。
ぺんぽよ民間の保険料、本当に高いからね…
ぺん太郎掛け捨ての保険は入ってるだけでお金が抜かれていく…
勤務年数によらず退職金がもらえる！
ぺんぽよ民間だと本当に雀の涙
ぺん太郎公務員だと特に長く務めると何千万円になることも！
きついポイント３つ！
ここまで良いところを紹介してきましたが、メリットがあればデメリットもあるもの。ここからは、正直きつい…と思われるポイントを紹介していきます。
サービス残業が多い！
基本的に市民ファーストになるので、どうしても職員のライフワークバランスが犠牲になりやすいです。やる気がある方ほど、この問題に直面する傾向にありそうですね。
ぺんぽよやる気＝給料ではないのさ
ぺん太郎プライベートとバランス取りながらやっていきたいな
夜勤も日直もあるし、シフトがきつい！
ぺんぽよ休日が多いと言っても、病院特有の日直、夜勤がなぁ
ぺん太郎年齢上がってくると生活リズムが崩れるのはきついよ…
地元出身者が多くて馴染めない！
もし、結婚等で地元ではない市立病院に勤務することになった場合、地元出身でないことに悩むかもしれません。休憩時間や飲み会の席で、昔あったお店の話や出身高校の話がでると…ちょっと肩身が狭いですよね。
給料分は福利厚生でカバーされている！
メリット、デメリットを紹介してきました。高収入が狙えない市立病院の薬剤師ですが、手厚い福利厚生で収入が低いデメリットをカバーされていると感じた方も多いのではないでしょうか。
自治体差があるから要確認！
基本的に福利厚生は手厚いですが、勤務する自治体によって多少の差はあるようです。求人に応募する前に他の自治体との比較をしっかりすることをお勧めします。
ぺんぽよ田舎だと業務は緩そうだけど、制度はしっかりしてなさそう
ぺん太郎都市部はキッチリしてるけど、制度に縛られて息苦しそうだな…
ぺんぽよ程よい郊外がいいかも！
過疎地域の方が給料がいい場合も多い！
病院の地域によっては、地域手当といった形で基本給と別に手当が付与される病院もあるようです。首都圏ですと、2~3万程度ですが、さらに都内より離れると6万円程度付与される病院もありました。
ぺんぽよ地域手当に釣られすぎないように気を付けて！
ぺん太郎ほどほどのところを見つけよう！
【まとめ】市立病院の薬剤師は給料が低いから要注意！
市立病院の薬剤師は高年収を期待できないことがわかりましたね。しかし、公務員基準の休日の多さ、共済、民間企業の比にならない退職金などメリットも多くあることがわかったのではないでしょうか！市立病院に転職、就職を検討されている方は、こういった情報を念頭に取り組むといいかもしれませんね。
ぺんぽよ年収だけでは本当の幸せって得られないのかも…
ぺん太郎とはいえ、お金も大事だけどね！